合宿免許 バイクを徹底解析!
当時も家計が破たんしたサラリーマンは大勢いたでしょう。
しかし、当時と現在で根本的にちがうのは、当時はまだ国民の金融資産が現在よりもずっと少なかった一方で、フローの所得が急増していたということです。
当時は国民の財産形成期で、ストックよりもフロー中心の経済でした。
一部のおカネ持ち以外の一般家庭では、まだ貯蓄は少なく給与所得のほうが大きかったのです。
このためインフレになっても貯蓄が少ない分だけ家計への打撃が小さくてすみました。
痛みも短期間で癒されました。
高度成長期だったので給料がどんどん増えてインフレに追いついていったからです。
そういう意味で、インフレの後遺症も意外とはやく消え去ったのでした。
当時と比較してみましょう。
現在はフローよりもストックのほうが積み上がっているような経済です。
資産の蓄積がちがうのです。
今度来るかもしれないインフレは、1555兆円もの個人貯蓄を直撃することになります。
その半分を占める預金は価値がどんどん減っていくでしょう。
しかもそのとき景気がさえないスタグフレーションになってしまったとしたら、給料が上がるとは限りません。
会社を辞められたら困る社員は高額の給料で処遇するかもしれませんが、そうでない場合はなかなか給料は上がらないでしょう。
仮に給料が引き上げられたとしても、物価が上がるスピードには追いつけない可能性が高いです。
その場合には相当厳しい生活になると思います。
壊滅的な打撃を受けるのは年金生活者であることはまちがいありません。
加えて、サラリーマンもリストラとインフレのダブルパンチを受けます。
貯蓄が大きく目減りし、給料も上がらず、職を失うかもしれません。
万が一、スタグフレーションが日本経済を襲ったら、サラリーマンの半数以上が経済的に深刻な危機を迎える可能性すらある、とわたしは考えています。
そして資産運用にとって、いちばん忌み嫌うべき敵がインフレなのです。
スタグフレーションの場合は、さらにダメージが増します。
単なるデフレなどは恐るるに足りません。
個人投資家の家計ペースでいうなら、失業せずに節約さえしていれば、デフレはなんとかしのげます。
節約で貯めたキャッシュが、デフレの進行にともなって相対的に価値を上げていきます。
実質ベースで見た生活水準は、どんどん上がっていくという状況も想定できるのです。
しかしインフレは違うのです。
じわじわと確実に、あるいは唐突に、すべての投資家から購買力を奪っていきます。
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